東京ところどころ 2014

Tokyo vu par... 2014


今年はあまりブログを更新できませんでしたが、最後に1年を振り返りたくなりました。

個人的記憶の断片です。今年のお気に入りの曲と一緒に暫しお付き合いください!



このブログをご覧のみなさま、2014年はどんな1年でしたか?私は体の調子を崩しつつも、振り返ってみると、いろいろと出かけていたように感じます。特に映画館へ足を運ぶ機会が多く、長く心に残るような、よい映画にも出会うことができました。

 

☆今年観てよかった映画

her/世界でひとつの彼女(Her)

ショート・ターム(SHORT TERM 12)

フランシス・ハ(Frances Ha)

シンプル・シモン(Simple Simon)

 

映画館へ行くのがこんなに楽しく感じたのは、高校生以来です。当時と現在とでは、娯楽の種類や楽しみ方が大きく変化しましたが、改めて映画館で映画を観る楽しさを痛感しました。映画館で観るメリットは大きなスクリーンや整った設備で観ることだけではないと思います。

 

映画館のシステムって、不便ですよね? わざわざ決まった場所の決まった時間に集まって、始まったら一時停止できないし、携帯もオフにして連絡も取れない。とても不自由です。料金だって、そんなに安くない。

 

でも、ただスクリーンを見つめ、そのストーリーに身をおいて集中することができる。こんな体験はなかなかできないし、自分で簡単に作り出すこともできません。それに、旅行のように、観る前のわくわくとた後の余韻も楽しめます。身近で気軽に味わえる非日常的な場所。

 

この感覚は教会とかお寺とかに行くのにも、似ているような? 現世から離れて、お祈りとか座禅を組んで、何かちょっと清められる感覚。私は学生時代にキリスト教の学校で育ったので、毎日が礼拝の繰り返しだったのですが、なんとなく映画館は心のより所になるような、通いたくなるような、宗教的な癒しを感じます。

 

いつでもどこでも便利なことが本当に幸せなのか? そして、それが本当に私たちを自由にしているのか? 映画館へ行く楽しみを深く掘り下げていくと、何が幸せなのか、よくわからなくなります。年末年始も観たい映画が上映するので、私は映画館へ行こうと思います!

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